2018年11月26日取材
ルネ本厚木 (総合地所、東急不動産、西日本鉄道)
インプレッション1——人気急上昇の小田急線沿線でロマンスカー停車駅が最寄り

「ルネ本厚木」は、11月に行われた第1期分譲80戸が即日完売となった注目のマンションだ。その理由を探るべく、さっそく取材に出かけた。

同マンションが建設されるのは、小田急小田原線本厚木駅を最寄りとする場所。駅から近くて、便利な場所なのだが、その説明の前に、私は「小田急線沿線のマンションである」ことに注目する。

というのも、今、小田急線は要注目の沿線だと考えているからだ。

注目する理由は、2018年春、着工から30年を経て小田急線の複々線化工事が完了、3月17日に新ダイヤとなってからラッシュ時の混雑が大幅に緩和されている点にある。

7月に小田急電鉄が公表した数字によると、ラッシュ時の混雑度は192%から151%に軽減された。これは、新聞を広げて読むことができるくらいの混み具合だ。

ちなみに、朝のラッシュ時、東京メトロ東西線の混雑度は199%、JR総武線197%、東急田園都市線は185%だ。国土交通省が掲げている目標は、混雑度を180%以下にすること。小田急線は、余裕でクリアしているわけだ。

加えて、新宿駅に近づくと生じていたノロノロ運転もほぼ解消。その結果、小田急沿線のマンションでは、販売センター来訪者が増えたというところが多い。

神奈川県内を並行する東急田園都市線沿線は朝の混雑が激しく、小田急沿線に関心を示す人が増えた。そして、都心と東京市部を結ぶ京王線沿線に住む人は、朝、上り電車がなかなか進まないストレスから解放されたいと、小田急線沿線に興味をもつ。結果、小田急線への関心が高まっているわけだ。

その小田急線で、ロマンスカーを含むすべての電車が停車する駅が本厚木駅。近年、2駅新宿寄りの海老名駅の人気が上がっているが、もともとエリアの中心地だったのは本厚木駅のほう。そして、海老名駅周辺の新築マンション価格が大きく上がってしまった今、本厚木駅周辺の新築マンションには割安感が生じている。

厚木市市内には企業や研究所が多く、そういう人たちにとって本厚木駅周辺は、職住近接の場所。そして、本厚木駅南口では再開発が進んでおり、街の賑わいが増している……「ルネ本厚木」の立地には、注目点が多いのである。

インプレッション2——駅から徒歩6分で、イトーヨーカドーに隣接する便利さが特徴

「ルネ本厚木」は、新宿から46分で、ロマンスカーも利用でき、朝の6時から8時台まで始発電車が17本もある本厚木駅を最寄りとする。そして、同駅から徒歩6分、商業施設内に設置されているミロード口を利用すれば徒歩5分と、駅に近いマンションだ。

その建設地は駅に近いだけでなく、テナント施設も併設する大型スーパーマーケットにも近い。「近い」というか、マンション建設地のお隣がスーパーマーケットのイトーヨーカドーとなる。そのイトーヨーカドーは、現在建設中で、2019年春にオープン予定。「ルネ本厚木」は、その約1年後に入居予定となるので、新しいスーパーマーケットのそばで、新しい生活が始まるわけだ。

その生活は、便利になることが間違いない。入居すれば、イトーヨーカドーに買い物に来る人から、羨望のまなざしを受けるのではないだろうか。

そんなワクワクした楽しみがあるマンションである。

インプレッション3——本厚木駅最寄りで最大規模。そのスケールメリットで、共用施設が充実

「ルネ本厚木」は、総戸数222戸。本厚木駅を最寄りとするエリアでは、1993年以降最大規模となるマンションだ。そのスケールメリットで、共用施設が充実する、という特徴もある。

カフェラウンジやパーティルーム、ゲストルーム、そしてパパママラウンジ併設のキッズルーム、ランドリー室やベンダーコーナーなど多彩な施設が、様々な企業のコーディネイトによって実現する計画だ。

もともと厚木市は子育て支援に力を入れている行政区である。「目指せ子育て環境日本一」を合い言葉に、保育士が厚木市に集まりやすいよう保育士のための助成金を拡充したり、子ども医療費助成、預かり保育サービスなどが充実。子育て支援センター、子ども科学館などを積極的に展開している。

その結果、共働きで子育てしやすい街ランキングで神奈川県内第1位、全国で第6位になっている。「子育てしやすい」というエリア特性に合わせ、「ルネ本厚木」は子育てしやすい工夫を凝らしたマンションになる。

スーパーマーケットが隣にあることも含め、「ルネ本厚木」はファミリーでの暮らしやすさを追求したマンションとなるわけだ。

インプレッション4——手頃な価格設定で上質な暮らしが実現する

「ルネ本厚木」は住戸の工夫も多く、住み心地のよいマンションになることも特筆される。

まず、すべての住戸が南向きである。建設地に出向くと、現状、敷地南側の道路が狭い。しかし、マンションの建設と合わせて道路の拡幅が決まっており、マンション完成時には幅約6mの道路に。マンション敷地内のグリーンプロムナード(幅約7m)と合わせると幅約13mのスペースが開くことになる。

その拡幅された道路の南側は住居系の用途地域となるため、一戸建てを中心にした住宅地が広がる。「ルネ本厚木」の住戸は全戸南向きで2階以上に配置され、目の前は住宅エリア……そうなると、日当たりがよいのは当然として、眺望が大きく開ける住戸が多くなる。

駅から徒歩6分(5分)で、大型スーパーマーケットに隣接しながら、日当たり。眺望がよい、というのは非常に恵まれた立地条件といえる。

こんな立地のマンション、滅多に出会えない。

それでいて、価格には納得感が大きい。

第1期として分譲された80戸は、約60m2〜82m2の2LDK+S(納戸)〜4LDKが3438万円から5398万円。角住戸タイプで約77m2の大型住戸でも4400万円台から5000万円台で購入可能だった。

設備仕様のレベルも高く、キッチンにはディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)と食器洗い乾燥機を標準設置。グッドデザイン受賞の間仕切り可動システム「UGOCLO」をはじめとした収納スペースが多く、平均収納率は10%に達する。

梁のでない特殊な工法を採用しているため、下がり天井がほとんどなく、壁沿いに背の高い家具を配置しやすいという特徴もある。

玄関横に小窓を付けるなどの工夫で、夏は、窓からの風で自然の涼しさを採り入れようという「パッシブ・デザイン」も採用される。

建物の基本性能が高く、長く住み続けて満足度の高いマンションと評価された。そう思う人が多いため、第1期80戸があっさり売れてしまったのだろう。

インプレッション5——じつは、他に先駆けた工夫も多く採用される先進のマンション

「ルネ本厚木」を取材して驚いたのは、「これは、初めて見た」という工夫が多いこと。

たとえば、壁面収納の下部に引き出しが付き、靴下や下着などをしまいやすくなっていること。実際の生活では、このような引き出しが必要だ。しかし、今まで引き出し収納を多く設置したマンションに出会ったことはなかった。

コーナーサッシ付きで明るい住戸が多いのも、都心高額マンション以外では珍しい特徴だ。

さらに、驚いたのは、駐輪場に全戸分の大型駐輪スペースが確保されていることだ。これは、親子3人乗車ができる電動アシスト付き自転車も収めることができる2m×60㎝サイズで、平置き式。つまり、自転車をラックに載せる必要がないのだ。

大きくて重い3人乗り電動アシスト付き自転車をラックに載せるのは至難の業。というより、不可能。だから、ラックに載せずに収めることのできるスペースが1戸の1スペース用意されている。これ以外に、ラック式の駐輪場も1台分確保。合わせて、1住戸に2台分の駐輪場スペースがある。

それもまた、子育て世帯のことを考えたうれしい工夫といえる。

「ルネ本厚木」は、立地、価格、品質すべての面でスキのないマンションになっている。人気は当然だと納得した。