ルネ花小金井ザ・レジデンス(総合地所、積水化学工業、大栄不動産)

2023年8月、総合地所様から依頼頂き取材しました。

ルネ花小金井ザ・レジデンス (総合地所、積水化学工業、大栄不動産)

住宅評論家・櫻井幸雄が、分譲中マンション、もしくはこれから販売開始されるマンションをスマホ片手に取材。建設地と最寄り駅、そして販売センターを歩き回り、「どんなマンションなのか」「注目すべきポイントは」を調べる。
今回現地調査したのは、西武新宿線花小金井駅から徒歩4分の「ルネ花小金井ザ・レジデンス(HANAKO4YOU project)」。東京都小平市に立地し、駅近なのに住環境がよく、便利さも備える。そして将来の楽しみも多い大規模マンションだ。

説明中の動画はコメント入りで、動画中にだけ出している情報もある。ぜひ、音を出して視聴いただきたい。

花小金井駅と建設地の周辺を現地調査する
━━花小金井駅周辺から建設地まで、実際に歩いて立地特性を調査した。

調査1 知らない人のために……花小金井駅って、どんなところ?

HANAKO4YOU project(ハナコ フォーユー プロジェクト)の物件名を持つ「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の最寄り駅は、西武新宿線の花小金井駅。HANAKOは花小金井のハナコである。その花小金井駅は西武新宿線の急行停車駅で、西武新宿駅へ27分。JR山手線と東京メトロ東西線に乗り換えができる高田馬場駅へ24分の便利な駅だ。

都心へのアクセスがよく、便利なのだが、環境がよい。それが、花小金井駅周辺の大きな特徴だ。
「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の建設地がある花小金井駅南口側に出ると、緑の多さや街の落ち着きに驚く人が多いはずだ。

さらに、駅のすぐ近くに樹木に覆われた自転車と歩行者の専用道路がある。その道の名前は「多摩湖自転車歩行者道」もしくは「小平グリーンロード」。2つの道はルートが異なるのだが、花小金井駅・小平駅のあたりは道が重なっているため、2つの呼び名が通用する。
下の動画では、言いやすい「小平グリーンロード」を採用した。

樹木による日陰が気持ちよい「小平グリーンロード(多摩湖自転車歩行者道)」。夏の昼間も散策する人の姿が絶えない。

もうひとつ、花小金井に暮らす魅力が「小金井公園」に近いことだろう。
約80㌶の「小金井公園」は「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の建設地から約1100m。歩いて14分ほどの距離となり、バスでも行きやすい。
下の動画は、バスルートとなる道から見た小金井公園。夏の1日、小金井公園周辺は蝉がうるさいほどだった。
ちなみに、バスルートの先はJR中央線の武蔵小金井駅となる。

上野公園や代々木公園の1.5倍という小金井公園では、樹木の中の散策やジョギング、運動、バーベキューなどを楽しむ事ができる。

「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の建設地は、住宅地としての落ち着きがある花小金井駅の南口側で、駅まで徒歩4分となる。

建設地では、工事が始まったばかり。周囲に背の高い建物が少ないため、開放感が大きい。地上8階建てのマンションには眺望が開けた住戸が多くなる計画である。

まとめ

最寄りの花小金井駅は、西武新宿線の急行停車駅で、西武新宿駅まで27分。JR山手線と東京メトロ東西線に乗り換えができる高田馬場駅まで24分となる。
都心へのアクセスがよい急行停車駅なのに、「ルネ花小金井ザ・レジデンス」が建設される南口側は駅のそばから住宅ゾーンが始まり、住環境はよい。
駅のすぐそばに小平グリーンロード(多摩湖自転車歩行者道)があり、散策する人、自転車に乗る人の姿が絶えない。
広大な小金井公園も歩いて14分。緑が身近な生活が実現する。
「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の建設地は、花小金井駅まで徒歩4分の便利な場所だ。
駅徒歩4分だが、建設地の周囲には背の高い建物が少なく、開放感が大きかった。

調査2 花小金井のもう一つの立地特性「利便性の高さ」を調べた

「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の立地特性は、環境のよさだけではない。
環境がよいし、便利な場所でもある。この「便利さ」の内容が豊富であることも、注目すべきポイントとなる。
たとえば、花小金井駅には商業施設が多く、特に北口側には活気がある。そんな顔ももっているのだ。

花小金井駅周辺には個性的なお店、飲食店が多くて楽しい、という立地特性もある。これは、住んで楽しい街であることを意味している。

花小金井駅の南口側にも商業施設があり、駅から「ルネ花小金井ザ・レジデンス」に向かう方向に「ピーコックストア花小金井店」がある。
ピーコックストアは、朝8時から23時までの営業なので、仕事帰りにも利用しやすい。

花小金井駅はJR中央線の吉祥寺駅や武蔵小金井駅に向かうバス便が豊富で、中央線沿線が生活圏になる、という便利さもある。
今、吉祥寺駅や武蔵小金井駅の近くで新築マンションを買おうとすると、大きな予算が必要だ。花小金井駅周辺のマンション相場はそれよりも抑えられている。
抑えた価格で新築マンションを購入し、中央線ライフも満喫する……なかなか賢い選択だと考えられる。

JR中央線の武蔵小金井駅周辺。「SOCOLA武蔵小金井クロス」など大型商業施設が充実。「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の建設地から徒歩2分のバス停から武蔵小金井駅まで所要時間約9分(通勤時間帯は約11分)となる。

もう一つ、花小金井駅には、私が密かに注目している利便性の可能性というか「将来の楽しみ」がある。
それは、西武新宿線の始発駅・西武新宿駅のイメージを大きく変えそうな要素が2つあることだ。

 ◆コラム
私が考える西武新宿駅の楽しみ

2023年4月に「東急歌舞伎町タワー」が開業した。国内最大級のホテル・エンタメ施設からなる超高層ビルは、じつは西武新宿駅のすぐそば、駅から道路を渡った先に位置している。

この新しいビルから歌舞伎町全体が変貌すれば、西武新宿駅は最先端スポットに直結する駅となる可能性がある。
今、「東急歌舞伎町タワー」内のバス発着場から羽田空港と成田空港行きの高速バスも運行されるようになった。実際に新しい動きが出ているのだ。

2つめの楽しみは、西武新宿駅からJRや東京メトロ丸ノ内線に乗り換えるための新たなルートが構想されていることを挙げるべきだろう。
現状、西武新宿駅から東京メトロ丸ノ内線の新宿駅に乗り換える場合、地上を歩いて8分くらい(信号待ちの時間を考えない場合)、地下道では11分くらいかかってしまう。
これを短縮する計画がある。
新宿区が進める「東京都市計画通路 新宿駅北東部地下通路線」という都市計画で、2021年の11月に決定・告示されている。といっても、まだ計画段階で、実際の工事は始まっていない。

都市計画を基に、新たな通路が設けられるのではないか、と思われる場所。行き止まりになっており、ずっと活用されていない。地上部は公道なので、もともと地下通路をつくるつもりだったのでは、と思えてしまう。


この通路が完成すれば、西武新宿駅から丸ノ内線新宿駅への乗り換え時間は5分くらいで済むのではないだろうか。乗り換え時間が大幅に短縮される、と期待が高まる計画である。
新たな地下ルートができれば、西武新宿線の使い勝手は飛躍的に向上するはずだ。
大きくイメージを変える可能性がある西武新宿線だが、今はまだその前段階。だから、西武新宿線の沿線でマンションを購入するのは早めがよい、と私は考えている。

まとめ

「ルネ花小金井ザ・レジデンス」には、「想像以上に便利な場所」という立地特性もある。
まず、花小金井駅の北口側は店舗、飲食店が多く、活気がある。
南口側でも、駅から「ルネ花小金井ザ・レジデンス」に向かう方向にスーパーマーケットがあり、23時まで営業している。
バスでJR中央線の吉祥寺駅や武蔵小金井駅に向かうこともできる。マンションから徒歩2分のバス停から武蔵小金井駅までの所要時間は約9分だ。
西武新宿線の始発駅・西武新宿駅は、大きく変わる可能性があり、それも楽しみとなる。

販売センター内で、プロとしての注目ポイントを解説したい
━━「ルネ花小金井ザ・レジデンス」のマンションギャラリー(販売センター)を訪ね、その特徴をレポートする。

マンションギャラリーは、花小金井駅から歩いて1,2分。マンション建設地との間に位置している。

調査3 「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の販売センターで完成予想模型を見る

「ルネ花小金井ザ・レジデンス」は、地上8階建て・全162戸の大規模マンションだ。
その外観は都心の高級マンションのように上質。そして、大規模のスケールメリットで共用施設も充実する。

このようにタイル張り部分が多く、ガラスを多用した外観を私は高く評価する。
理由は、タイル、ガラスならば経年変化を起こしにくく、長く住み続けて風合いが増すからだ。結果、建物の見栄えのよさが長く保たれ、中古として売るときも高評価のポイントになる。つまり、資産価値を維持しやすい外観になっているわけだ。

建物は、南向き、東向き、西向きの3棟構成となる。

西向きの棟は前面に建物がないため眺望が開けるなど、棟ごとに特徴がある。

加えて、「ルネ花小金井ザ・レジデンス」には、最新の工夫が2つ採用されている。それは、「ゼッチ・マンション」になっていることと、第三者管理を採用していることだ。

「ゼッチ・マンション」と「第三者管理」について、概略をコラムにまとめたので、参照いただきたい。

コラム
「ゼッチ・マンション」って何?

「ZEH(ゼッチ)」とは、ゼロ・エネルギーつまり電気代がゼロになる住宅を指す。そのマンション版が「ゼッチ・マンション」となり、「ZEHーM」と略される。
今、全国の新築マンションで増え出したのが「ZEHーM・オリエンテッド」というもの。これは、マンションの場合、ゼロ・エネルギーは現実的にむずかしいので、20%程度の省エネを実現するものを指す。
ZEH=「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」は一戸建てであれば成立可能と考えられる。屋根全面に太陽光発電パネルを設置し、発電量を上げることができるからだ。
この「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」に近い状態をマンションで実現しようとすると、建設の費用が大きく上がる。それは分譲価格を押し上げてしまう。
だから、費用を上げず、ほどほどの省エネを実現する「ZEHーM・オリエンテッド」が適当と考えられている。「ルネ花小金井ザ・レジデンス」は「ZEHーM・オリエンテッド」となり、光熱費を節約でき、住宅ローンの金利、住宅ローン控除でも有利になっている。

コラム
「第三者管理」って何?

「第三者管理」とは、簡単にいうと、マンションの所有者(区分所有者という)が管理組合の理事や役員を務めなくてよい方式。といっても、管理会社が好き勝手をしないように制御策が講じられている。これにより、マンションの居住者は理事・役員を務める面倒さから解放される。
第三者管理は財閥系の大手不動産会社をはじめ、多くのマンションで広まり始め、「ルネ花小金井ザ・レジデンス」でも採用されている。

まとめ

マンションギャラリーの完成予想模型では、建物の上質さがよく分かった。
タイル張り、ガラス面の多い外観は経年変化を起こしにくく、資産価値を長く保つ効果が期待できる。
大規模マンションのスケールメリットがあるのも、同マンションの特徴。
最新の「ZEHーM・オリエンテッド」で、光熱費を20%程度節約でき、住宅ローンの金利、住宅ローン控除でも有利になっている。
マンション暮らしの面倒を省く「第三者管理」も採用され、楽に暮らし続けることができるマンションとなる。

調査4 モデルルームで、住み心地を確認

「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の住戸は、専有面積約44㎡の1LDKから約88㎡の4LDKまで、専用庭付きやルーフバルコニー付きなど豊富なバリエーションが用意されている。中心となるのは、70㎡台の3LDKだ。
モデルルームでは、新しい提案や細やかな工夫を見学することができる。

キッチンにはディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)と食器洗い乾燥機、浴室にはミストサウナが全戸に付き。「ZEHーM・オリエンテッド」なので、省エネ性能も高い。
その多くは後付けできないもの。にもかかわらず、不動産価格上昇期に省かれやすい設備だ。それらが、そろっているため、「フルスペック」と言いたくなる内容である。

モデルルームの調査を開始した。

モデルルームとして公開されているのは、約82㎡の2LDK。基本プランは角住戸タイプ4LDKなのだが、2人でゆったり暮らすのはいかが、と大きく変更した住戸になっている。

モデルルームで最初に注目したのは、高くてすっきりした天井と開放感が大きい引き戸の工夫だった。

LDK、リビングダイニングキッチンでは、柱形がきれいに室外に出してあることを評価したい。

サッシの枠が黒で、お洒落。外に出てみると、バルコニーの奥行が1.9mでゆとりがある。

「ルネ花小金井ザ・レジデンス」には、注目すべき特徴がある。
それは、収納スペースを使いやすくする工夫が多いことだ。具体的には、ユーザーの声を基に女性スタッフが中心となって考案された「ユーズプラス」を導入。たとえば、布団をしまう大型収納も「広い空間」をつくるだけでなく、自分にとって使いやすいようにアレンジできる「マイスタイルクローク」が提案されている。
その一例が販売センターで展示されていた。

さらに、可動収納ユニットの「ウゴクロS」を設置したプランも用意されている。
「ウゴクロS」は、【女性でも簡単に動かせる】・【両面から収納可能(片面にも変更可能)】・【ライフスタイルに合わせて居室の広さ変更可能】という3つの特徴が魅力的だ。
要するに、収納スペースを動かすことで、部屋の模様替えも簡単にできてしまうシステムで、思い立った日にワークスペースを設けるといったことも実現可能となる。暮らしを楽しくする収納といってもよいだろう。

「ルネ花小金井ザ・レジデンス」のモデルルームに戻る。
モデルルームではリビングに設けられた収納を見ることができる。この収納も「ユーズスタイル」で、生活用品がまとめて片付く「フィットストレージ」になっている。扉を開けてみると、たしかに使いやすそうだった。

洗面所では、洗濯機上のスペースを有効活用できるオリジナル吊り戸収納の「スマートランドリー」を見ることができる。

「ルネ花小金井ザ・レジデンス」は、設備仕様のレベルも高い。
キッチンではディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)と食器洗い乾燥機が全戸に標準設置となる。

キッチンでは、それ以外の工夫も多い。

浴室にはミストサウナまで付けられており、ひとクラス上のマンションになっている。

まとめ

「ルネ花小金井ザ・レジデンス」は、建物と各住戸内にも工夫が多いマンションだ。
建物外観はタイル張りとガラス面が多く、資産価値を高く保つ。
全162戸のスケールメリットで共用施設も充実する
その間取りは、1LDK~4LDKと幅広い。
モデルルームでは天井が高く、ゆとりある生活が提案されていた。
バルコニーは奥行1.9mでゆとりがある。
収納スペースが多く、使いやすさの工夫を凝らしているのも、「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の特徴となる。
キッチン設備、浴室設備も充実。「ルネ花小金井ザ・レジデンス」は上質なマンションになる計画だ。

最後に

「ルネ花小金井ザ・レジデンス」は、西武新宿線の急行停車駅花小金井駅まで徒歩4分となる大規模マンションだ。
駅に近くて便利なのだが、一方で環境がよい。それは「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の財産になると考えられる。加えて、西武新宿線には将来の楽しみがあるのも見逃せないだろう。

立地の魅力に加えて、建物に工夫が多いのも「ルネ花小金井ザ・レジデンス」の特徴。特に「ZEHーM・オリエンテッド」になっていることの利点は大きい。「ZEHーM・オリエンテッド」の魅力について、最後に改めて解説したい。

◆「ルネ花小金井ザ・レジデンス」公式サイトはこちら