TSUKUBA TERRACE(つくばテラス)/総合地所、近鉄不動産

2021年1月、総合地所様から依頼頂き取材しました。

TSUKUBA TERRACE(つくばテラス) (総合地所、近鉄不動産)

住宅評論家・櫻井幸雄が、分譲中マンション、もしくはこれから販売開始されるマンションをスマホ片手に取材。建設地と最寄り駅、そして販売センターを歩き回り、「どんなマンションなのか」「注目すべきポイントは」を調べる。
今回現地調査したのは、茨城県つくば市で、つくばエクスプレスの始発駅・つくば駅から徒歩5分の「TSUKUBA TERRACE(つくばテラス)」。
都心通勤者が多く住むつくば市内の大規模物件で、つくば駅に近いなど注目点の多いマンションだ。

説明中の動画はコメント入りで、動画中にだけ出している情報もある。ぜひ、音を出して視聴いただきたい。

つくば駅周辺と建設地の周辺を現地調査する
━━つくば駅から建設地、そしてつくばの中心地を実際に歩いて立地特性を調査した。

調査1 知らない人も多い……つくばエクスプレス・つくば駅周辺に都心通勤者が多く住む理由って、何?

「TSUKUBA TERRACE」の最寄り駅は、つくばエクスプレスのつくば駅。住所は、茨城県だ。都心への通勤圏から外れている、と思われがち……ところが、つくば駅周辺には、都心通勤者が多く住んでいる。
理由は、そんなに遠くないし、不便とも感じていない人が多いからだ。
最寄り駅・つくばエクスプレスのつくば駅から終点・秋葉原駅までは快速電車で45分、区間快速で52分である。
加えて、つくば駅は上りの始発駅なので、朝は座って通勤、帰りも座って帰宅が可能になる。
座って快速45分、区間快速52分ならば、それほど負担ではないだろう。もう一眠りもできるし、スマホで一仕事終えてしまうこともできる。
加えて、つくば駅周辺には街の魅力も多いのだが、それらを整理してみよう。

まず、都心へのアクセスがよい

つくば駅から終点・秋葉原駅までは快速電車で45分、区間快速で52分である。
加えて、つくば駅は上りの始発駅なので、朝は座って通勤、帰りも座って帰宅が可能になる。

秋葉原駅からは、JR山手線・京浜東北線・総武線、そして東京メトロ日比谷線などに乗り換えることができる。
さらに、つくばエクスプレスには、将来、「東京駅に乗り入れる」という夢もある。実現すれば、つくばエクスプレスの利便性はさらに増す。

つくば駅は地下の駅になる。ゆったりした地下空間が形成されている。

そして、つくば駅周辺は、国家的プロジェクトとして開発された筑波研究学園都市の中心エリアとなる。先進の街づくりが行われている場所の中核である。

大きな区画割で道路も広いつくばの街。駅の近くには、「ロボット実験区間」の表示もあった。

筑波研究学園都市では、車が通行する道と歩行者の道(多くはペディストリアンデッキ)を分離。安全な街が形成されているのも特徴だ。

筑波研究学園都市には2万人以上の研究者が活動している。この街で研究を行い、街が好きになって住まいをつくば駅周辺に移す研究者も多い。
そのためか、つくば駅周辺の公立小・中学校は評価が高く、文教エリアの色合いが濃い。子育て環境のよさで、つくばに移り住む人もいるほどだ。

「TSUKUBA TERRACE」に住んだ場合の通学校となる市立吾妻小学校。小中一般校(連携型)でもある。
まとめ

「TSUKUBA TERRACE」の建設地は、秋葉原駅から快速で45分のつくば駅から歩いて5分となる。
つくば駅からは、つくばエクスプレスの始発電車をするので、座って通勤・通学がしやすい。
つくば駅周辺は、国家的プロジェクトとして開発された筑波研究学園都市の中心エリアとなる。
車道、歩道ともに広く、人と車の動線を分けた先進の街づくりが行われている。
この街に惚れ込み、移り住む研究者も多い。
評価の高い公立小中学校が集まり、子育て環境もよい。

調査2 建設地は、つくば駅から歩いて5分。駅からのルートに商業エリアがある。その利点を、歩いて調査した

「TSUKUBA TERRACE」の建設地は、つくば駅から歩いて5分となる。商業エリアを通るルートで、途中で買い物もできる。マンション建設地のまわりには、公園など緑も多い。

「TSUKUBA TERRACE」の建設地は、周辺案内図で「ろくまる公園」と表記されている場所だ。駅からの道は一切、車道に渡らないので、安全。そして、信号待ちも生じない。

つくば駅は地下にホームがあるため、地上に電車の音が伝わらない。駅周辺でも静かだ。
※動画中「地下鉄の入り口」と言ってしまったが、正確には「地下にあるエクスプレスの入り口」だった。

つくば駅から「TSUKUBA TERRACE」に向かう途中に商業施設「トナリエつくばスクエア」がある。トナリエCLEO、トナリエQ’t、トナリエMOGからなる大型商業施設で、そのうちトナリエCLEOは「TSUKUBA TERRACE」から徒歩3分となる。

商業エリアでは休日に催しも多く、多くの人が集まって、楽しい。さらに、再開発による新しい商業の建設も進んでおり、街の賑わいが増す。

「TSUKUBA TERRACE」の建設地は、落ち着いている。

このあたりに、「TSUKUBA TERRACE」のエントランスができることになっている。

「TSUKUBA TERRACE」の建設地は、つくば駅から歩いて5分で、公園に隣接している。便利だし、緑が身近という2つの長所を併せ持つ立地だと評価される。

まとめ

つくば駅から「TSUKUBA TERRACE」は安全な歩行者専用道路を歩いて、5分。
ルートの多くは商業エリアで、「TSUKUBA TERRACE」から徒歩3分に大型商業施設がある。
休日は、催しもあり、賑やか。
一方で、マンション建設地周辺は静かで、緑も多い。
つまり、「TSUKUBA TERRACE」の建設地は、駅まで5分で、大型商業施設まで徒歩3分なのだが、身近な緑があり、静かな生活が実現することになる。
便利さと環境のよさを併せ持つ立地であることが確認できた。

販売センター内で、プロとしての注目ポイントを解説したい
━━「TSUKUBA TERRACE」のマンションギャラリー(販売センター)を訪ね、その特徴をレポートする。

調査3 「TSUKUBA TERRACE」の完成予想模型を見る

「TSUKUBA TERRACE」は、地上11階建て・14階建てで、全320戸の大規模となる。
もともとは公務員宿舎があった場所だ。
その建物完成予想模型を見て、まず気づくのが緑の多さ。駅から徒歩5分と便利なのだが、建物が緑に囲まれている。これは、「TSUKUBA TERRACE」の財産というべき特質となる。

加えて、タイル張りとガラス面が多い外観は高級感がある。公園からよく見える側の共用廊下にガラス手すりを採用する、といったお金のかかる工夫も採用している。
全戸分確保されている駐車場は、すべて自走式・平置きで、マンションの敷地をぐるりと緑が囲んでいることも注目すべき特徴となる。

参考までに、マンション建設地の西側に行ってみた。クレーンがある場所で工事が行われている。緑に囲まれたマンションになることが実感できる。

まとめ

「TSUKUBA TERRACE」の外観は、タイル張りとガラス面が多く、敷地は緑に囲まれている。
それらは、すべて経年劣化を起こしにくく、年月の経過とともに風合いを増すもの。
長く住み続けて、マンションの価値を下げない素材であり、要素となる。
つまり、「TSUKUBA TERRACE」は資産価値を保ちやすいマンションということになる。
敷地内に設けられた全戸分の自走式・平置駐車場も「TSUKUBA TERRACE」の財産だ。

調査4 モデルルームで、住み心地を確認

「TSUKUBA TERRACE」の住戸は、66.20㎡~113.74㎡の2LDK~4LDKのプランバリエーションが用意され、平均専有面積74㎡のゆとりある広さが特徴。設備仕様のレベルも高い。

モデルルームの調査を開始した。
モデルルームとして公開されているのは2タイプ。そのうち、72.60㎡の3LDKのプランを見る。平均74㎡のマンションなのだが、それよりも小さい約72㎡でもウォークインクローゼットが2つに、布団がしまえる大型収納も付くなど、収納充実の間取りになっている。
玄関側もタイル張り部分が多く、リッチな印象である。

住戸内は天井が高く、すっきりしており、バルコニー側の柱を住戸外に出すことで、室内の有効面積を拡大。下がり天井がほとんどないのも、特徴だ。
リビングと居室の間にはスライドドアを設置。2室を一体化することも、分けることもしやすい。

スライドドアを閉めたところ。

そして、スライドドアを開けたところ。

スライドドアが天井から吊り下げる方式なので、開け放したときの開放感が大きい。

そして、バルコニーが奥行2mと広く、となりの住戸との間のパーティションがフルサイズになっていることも注目すべき長所だ。

キッチンには、暮らしをサポートするため、ディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)と食器洗い乾燥機が標準設置となる。
これで、オープン型キッチンの暮らしが快適になる。

洗面所にも細やかな工夫が凝らされている。

「TSUKUBA TERRACE」は、ゆとりある広さを生かして、収納充実の間取りが実現する。
ウォークインクローゼット(歩いて入ることができる洋服入れ)が付く。

布団をしまうことができる奥行の深い収納も設けられる。

まとめ

「TSUKUBA TERRACE」は、住戸内にも工夫が多いマンションだ。
その間取りは、平均74㎡と、現在の標準的3LDKよりもひとまわり大きい。
その広さを生かして、収納充実の間取りになっている。
モデルルームでは下がり天井が少なく、角の柱を外に出す、すっきりした室内空間が印象的だった。
リビングと居室を分けるスライドドアは開けたときの開放感が大きい。
キッチン部分は、特に設備充実で、暮らしやすさを実現する。
バルコニーは奥行2mでゆとりがある。
全体として、住み心地を高める機能性を追求したマンションとなる。
その価格は、3LDKが3900万円台からの設定だ。

最後に

「TSUKUBA TERRACE」は、つくばエクスプレスの始発駅・つくば駅から徒歩5分に誕生する、緑に囲まれた大規模マンションだ。
つくば駅周辺のマンションは、以前から人気が高い。コロナ禍で郊外のゆとりある生活の評価が高まる現在、人気がさらに上がっている。
先進的な街づくり、高い教育環境が評価されているからだろう。
そのつくば駅から徒歩5分に建つ「TSUKUBA TERRACE」は、資産価値が長く保たれるマンションと評価される。

◆「TSUKUBA TERRACE」公式サイトはこちら